足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

今日は前回に引き続き歯ブラシのルシェロについて説明します。

前回は、B-10S/Mという健康な歯肉~歯肉炎」の方のカリエス予防に最適なタイプを説明しました。今回はP-10Mについてです。

P-10M

P-10Mは「歯周病を予防したい方」や、「歯周病治癒後のメインテナンス期の方」に最適なタイプです。構造としては歯間部やポケット内部へ毛先が効率的に入り込めるよう、太めのテーパー毛(7.5mil)を使用したハイブリッド段差植毛(テーパー毛+段差植毛)を採用しています。 

<先端集中毛>(P-10MとP-10S共通)  

B-10同様に先端部に毛先を集中させた形態を採用しています。B-10と異なるのは、歯周病の歯肉に過度に当たらないように、先端部の高さは後列の毛と揃えてあります。

<テーパー毛>

歯肉に優しく、狭い歯間部やポケット内などにも到達しやすいよう、コシのある7.5milのテーパー毛を採用しています。先端集中毛とハイブリッド段差植毛の効果により、プラークの除去能力にも優れています。

<ハイブリッド段差植毛>(P-10MとP-10S共通)

長い毛はテーパー状に、短い毛はラウンド状に成型したハイブリッド段差植毛を採用。毛足の長さと段差部の長さをB-10より長めに設計することで、歯間部やポケット内により入り込みやすくなっています。

◎歯周病治癒後のメインテナンス期の患者さんの歯肉は、歯肉退縮によって歯根面の露出や広い歯間空隙ができている場合が多くなっています。テーパー毛を採用したP-10Mなら、このような部位にも容易に毛束が入り込み、プラークを除去できます。


 


 

 

 

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