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2007年09月30日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
今回は顎関節症の症状について詳しく説明します。
以前の顎関節症とは?にも説明したように顎関節症の3大症状は 、「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」が挙げられます。
①あごが痛い
顎関節および周辺の頬やこめかみの痛みを指します。顎関節自体が痛い場合もありますが、顎関節に関連する筋が痛む場合があります。口の開閉時や食事の時など、あごを動かした時に痛むのが特徴です。顎関節付近は目や耳、大きな神経などが走行している部位なので、顎関節に原因がなく他の病気であごが痛いと感じる場合も多くあります。
②あごが鳴る
あごを動かしたとき、特に口を大きく開けたときに耳の前あたりで「カクカク」音がすることがあります。症状によっては「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音の場合もあります。この症状は顎関節の構造によるものなのですが、症状が音だけの場合は顎関節症予備軍と言えますが治療は必要ないと思われます。顎関節の構造についてはまた後日説明する予定です。
③口が開けづらい
正常な人が口を大きく開けると縦に指三本分位(40~50㎜)入りますが、指が2本程度(30mm)もしくはそれ以下しか入らない場合のことを言います。
あごを動かすと痛むので無意識に動きを抑えてしまっている場合と、顎関節の異常で口が大きく開けられない場合とがあります。いきなり口が開かなくなる場合や、徐々に開きづらくなっていく場合もあります。
その他、顎関節症の症状としては、噛み合わせの違和感、頭痛、首や肩・背中の痛み、肩こりなどの全身におよぶ痛み、耳鳴り、めまい眼の疲れ、口の乾燥感などありますが、前述したように他の病気との鑑別が必要になります。参考までに鑑別が必要になるほかの病気を列記します。
<顔に痛みを感じる病気>
発作性神経痛(舌咽神経痛、三叉神経痛)、歯や歯周組織・舌など口の中の病気、耳・鼻・喉・唾液線の病気、慢性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)、症候性頭痛(脳腫瘍、脳内出血など)、シェーグレン症候群、慢性関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、線維筋痛症、通風、甲状腺機能亢進症、心因性疼痛、神経因性疼痛 など
<口が開けづらい病気>
親知らずの炎症、顎関節の骨折・腫瘍・脱臼・感染症・炎症、顎の筋肉の萎縮・外傷・炎症・拘縮、顎に関係する神経の腫瘍・炎症・ウィルス感染症 など
顎関節症は症状を放っておくと重症化する場合があります。また、他の病気と顎関節症との鑑別がつかず治療が遅れる場合がありますので、上記のような症状がある場合は一度ご相談ください。
2007年09月20日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
最近、ヒロ歯科クリニック来院の患者さんでも顎関節症で悩んでいる患者さんが増えています。今回は顎関節症について説明します。
日本顎関節学会の定義を分かりやす癖解説すると、「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などを主な症状とする慢性的な疾患のことで、原因はいくつかあり状態も異なりますがその病態をまとめて顎関節症と呼ぶとしています。
軽い症状を含めると日本人の二人に一人は何らかのあごの異常の経験があるのではないかとも言われます。しかし、自然に治るものもあり、必ず悪化していくという疾患ではありません。しかしまれに重症になると手術が必要となったり、症状もめまいや痛みなど全身に及び、開口障害により食事の摂取が困難になったり精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ患者さんもいらっしゃいます。
子供~高齢者まで幅広くみられる病気ですが、年齢では10代半ばから増え始め20~30代がピーク、女性は男性の2~3倍という報告があります。なぜ女性が多いのかはよくわかっていませんが、女性の方が筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高く、痛みに敏感で健康に対する関心が高い、また、男性よりも骨格や靱帯が弱い、女性ホルモンに関係がある、などの説があります。
年齢的には、10代半ば頃から増加するのは歯や骨格が成長し大人になる時期であること、精神的にも思春期であり社会的な生活も複雑になるため、また30代以降は来院患者数が減少するのは顎関節の変形はあってもそれに慣れてうまくつきあえるようになるため、などといわれます。
ヒロ歯科クリニックでは、あごが痛いのだが診てもらえるかという電話での問い合わせがあります。もちろん診ますよ!お気軽に電話にて予約ください。
2007年09月09日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
今日はジルコニアオールセラミッククラウンを前歯の治療に用いた場合についてお話します。
オールセラミックスの一番の特徴は、審美性の高い治療が行えることです。したがって、前歯を被せる場合には非常に有効な治療法でしょう。従来型オールセラミックスでは強度不足の問題から臼歯部(奥歯)について応用するのは問題がありましたが、その審美性の高さゆえ前歯については多く臨床応用されてきました。しかし、土台の歯の色も最終的に影響することや、歯並びや噛み合わせの状態によっては適応できないなど治療方法としては非常にセンシティブなものでした。しかし、ジルコニアフレームを使用できるようになったことにより、機械的強度の問題が解決されました。さらにジルコニアには歯の色を遮断するという特徴をもっているため、オールセラミックの選択肢が増えました。
ただ、ジルコニアオールセラミックスクラウンが万能なわけではありません。ヒロ歯科クリニックでは、被せる歯の状態、また他の歯の状態や歯並び、噛み合わせなどすべてを診査し、その状態にあった治療方法を提案します。
2007年09月06日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
ヒロ歯科クリニック院長の得意分野である入れ歯(義歯)について説明します。といっても、お話したい内容はたくさんあるので、すこしづつアップします。
歯を失った場合、入れ歯のほかにブリッジやインプラントなど方法は色々ありますが、歯の欠損が複数に及んだ場合、入れ歯の適応症が広くなります。
上下の歯がすべてなくなった場合は総入れ歯という入れ歯になりますが、 今回は、歯が残っている場合に使われる部分入れ歯について説明します。
<部分入れ歯の構造>
健康保険が適用される一般的な部分入れ歯には、人工の歯である「人工歯」とそれを支えるための「義歯床」、 「クラスプ(入れ歯を固定する金属製のバネのようなもの)」などからなります。
○人工歯
人工歯の主な材料には、プラスティックである比較的やわらかい「レジン」、硬い材料の「セラミック」、その中間の「硬質レジン」があります。どの材料を選ぶかは、噛み合わせの歯の状況などによって異なります。健康保険ではいずれの歯も適用ですが、調整しやすいレジンが使用される場合が多いです。
○義歯床
人工歯の埋め込む土台となるもので、歯肉を覆って密着させます歯肉によく似た色のレジンでできています。歯周病などの理由で歯を失った場合、歯だけでなく歯槽骨という骨が吸収されて失われます。失われた顎の土手の部分は義歯床により回復されます。
○クラスプ
部分入れ歯は、金属でできたクラスプを残った自分の歯にかけて固定します。入れ歯が安定するためには、入れ歯が沈み込まないこと、横揺れしないこと、外れないことが必要になります。この要件を満たすためにはクラスプの働きが重要になります。そのため、残った歯の一部分を削ってクラスプをかけやすい形に修正することがあります。
2007年09月03日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
ジルコニアオールセラミッククラウンについての続きです。今回は、「今、なぜオールセラミックスが注目されているか?」です。
実は、オールセラミックス修復(金属を使用せず、すべてセラミックで被せること)の歴史は長く、約40年前から臨床応用されてきました。しかし当初はセラミックの元来の特徴である非常にセンシティブな材料で割れやすいため本格的に普及には至りませんでした。したがって、今まではセラミック修復にはメタルフレームを使用したメタルボンドクラウン(メタルセラミッククラウン)が広く普及しています。
その後、この10年くらいの間にセラミックの物理的性質が向上した製品の開発と接着材料(歯に被せ物をくっつける材料)の進化により徐々に日常化してきました。それでも強度的な問題から、適応症が限られていていました。
近年、歯科用CAD/CAMシステム(※1)の本格化に伴い、高強度型セラミックスである酸化ジルコニウムが登場し、国内でも2005年に厚労省から承認され、前歯、臼歯(奥歯)の部位に関係なくまた、多数歯の症例に対してもオールセラミック修復が行える時代になりました。良好な審美性と相まって本格的な臨床応用が今まさに始まったところなのです。
※1 歯科用CAD/CAMシステム:CAD/CAMとはComputer aided design/ Computer aided manufacturing milling略で,コンピュータ支援によって製品の設計か ら均質な製品を生産・管理するシステムであり, -般工業界ではすでにさまざまな製品の製造に用いられています。歯科用のCAD/CAM装置はこの原理を応用したもので,すでに歯を削った模型などから情報を収集し,これを三次元の数値データに変換してコ ンピュータ上で修復物の形状を設計するCAD 装置,および設計に基づきディスクあるいはバーなどの切削器具を用いてセラミックスや金属ブロックなどの種々の材料から修復物を製造するCAM装置からなっています。
2007年09月02日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。
今日はジルコニアオールセラミッククラウンについて、特に他のものとの比較して説明します。
メタルクラウン:すべて金属でできた冠
主に奥歯に使用される。保険適応では金属の材料は金銀パラジウム合金という種類になる。自由診療の場合は歯になじみの良い金(ゴールド)が多く含まれた金属を使用する。
メタルボンドクラウン(メタルセラミックス): いままでの自由診療で一般的な白い歯の被せ物はこのメタルボンドクラウンを指します。表側はセラミックでつくられており、白い歯ができます。セラミックでつくるため色は変わりません。ただし、強度を保つためメタルフレームが使用されています。 メタルフレームの金属種類によって歯への適合・料金が変わります。
ジルコニアオールセラミッククラウン: メタルボンドクラウンでいうメタルフレームに相当する部分に、セラミックスフレームが使用されています。このセラミックフレームに高強化型セラミックスである酸化ジルコニウムセラミックスが使用されているものをジルコニアオールセラミックスクラウンといいます。
2007年09月01日
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長です。
今日は、R25の記事で歯科・歯医者に関連することが載っていました。
お口エステとは面白い表現ですね。内容的には歯のお掃除のことみたいです。記事にもあるとおり、歯科は虫歯ができてから(いたくなってから)行く方が多いですが、最近は痛くならないよう「予防」のために通院する方が増えています。
ヒロ歯科クリニックでも当然のことながら予防歯科も行っています。症状が出てから受診すると手遅れのことが多いので、なにもなくても定期的に歯科医院を受診することをお勧めします。