院長日記

2009年12月03日

部分入れ歯のバネが歯ぐきにあたって痛い。



足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長の佐藤浩史です。



入れ歯を使っていると色々なトラブルが発生する場合があります。



入れ歯のトラブル例「今まではそれほど気にならなかったのに、最近部分入れ歯のバネが歯ぐきにあたって痛い」



考えられるのはバネのレストという部分が壊れるとそのようなことが起こります。レストとは入れ歯が沈み込まないよう(食い込まないよう)歯にかけるストッパーみたいなものです。表と裏にバネがかかるその間にちょっと飛び出したものがそれです。



 解決方法としては、バネの修理が考えられます。診査の結果、入れ歯自体を作り直さなければならない場合もあります。そのような症状があるときは、早めの受診をお勧めします。


2008年03月18日

40代・50代は歯のトラブル急増世代!

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

からだに生理的、免疫的な変化が起こる40代以降はお口のトラブルも急増する年代。長年勤勉に働いてきた奥歯の「勤続疲労」もはじまります。もし、奥歯を失ってしまったらどんな治療法があるでしょうか?

日本人が奥歯を失いはじめる原因は、おもに歯周病と虫歯の悪化です。歯周病については40代以上になると80%の方に何らかの症状があるといわれています。歯周病とは骨の病気で、最初は歯ぐきだけが腫れていますが、進行するにつれてあごの骨(歯槽骨)が溶けて歯がグラグラします。救えないほどの重度の段階では、放っておくとさらに周囲に炎症が広がってしまいますので、残念ながら抜かなければなりません。

また虫歯の場合では、歯根まで虫歯が広がったり、それまで繰り返してきた治療や噛む力の負担で歯根が折れるなどすると、放っておくと周囲に炎症が広がってしまうので、これもやむなく抜歯となります。

ところで、こうした歯の喪失、ことに奥歯の喪失が起こりはじめるのは、その多くが40代から50代の働き盛りのころです。精神的にも若く、まだまだ活動的なこの年代ですが、一方で男女ともに生理的、免疫的な変化がからだに起こってくる時期でもあります。また、奥歯は何十キロもの咀嚼力を日々支えています。からだの変化と、奥歯の「勤続疲労」が重なって、喪失も起こりやすくなってくるのです。

歯の喪失は、精神的な負担となり、なによりおいしく食べるための咀嚼機能の低下を引き起こします。「食」の機能があらゆる人にとって必須であることは言うまでもありません。そこで、この機能を回復させることが、奥歯の喪失の治療にとって、なによりも重要な条件となります。

そうした治療をする際に、選択肢となるのが、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントという治療法です。それぞれの治療法には特徴があり、患者さんの症例やご希望に合わせて選択されます。

具体的には、①失った歯の種類(生えていた場所)、②歯を失った原因、③これまでの治療経過、④残った歯とその周囲の状況、⑤患者さんのご希望などによります。

患者さんごとに「なにに困っておられるのか」「なにを求めて折られるのか」は違います。また、奥歯を失ったといっても、たとえば一番奥の第二大臼歯の場合など、失った歯の場所によってはさほど不自由を感じずにおられるかたもいます。いずれにせよ予後が長期的に安定し、5年・10年、そしてそれ以降も患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を支えていく治療を選びたいものです。

歯の喪失は、患者さんにとって大きな出来事です。まして「抜歯が必要」と歯科医師に診断された際のショックは、想像に余りあります。しかし、歯科医師は、残すことのできる歯を無理やり抜いているわけではありません。ダメになってしまった歯を無理に残すことが、次の治療ステップへと進む際の「障害となることもある」とぜひ知っていただきたいと思います。抜歯のタイミングは、長期的な機能回復を想定した治療方針のもと、より良い治療、よりよい予後のために選ばれるものです。

歯科医師は、なぜ抜歯が必要かについて説明し、ご納得いただきたいと思っています。治療について、もしもわからないことがありましたら、ぜひ歯科医師にお尋ねください。

*nico3月号より(一部改変)

ヒロ歯科クリニックでも抜歯の必要性など治療内容について疑問点があればお尋ねください。なるべくわかりやすくベストな方法を説明します。

 

2008年03月05日

奥歯をなくしたら? 部分入れ歯・ブリッジ・インプラント

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

日本人のお口の統計によると最初に歯を失いはじめるのは、働き盛りの40代・50代。しかも「奥歯から」が多いんです。部分入れ歯か、ブリッジか思い切ってインプラントか・・・・?お口の機能と自信を取り戻したい悩める「まだまだこれから」世代におくる、奥歯の治療法講座です。

<部分入れ歯>

金具(クラスプ)を残っている歯に引っかけて使う。取り外しができ、手入れが簡単な反面、構造的に外れやすく、慣れるまで違和感がある。噛む力はブリッジ・インプラントに比べると弱くなる。

<ブリッジ>

残った両隣の歯を支柱にして、歯のない部分に補綴物を橋(ブリッジ)のようにかけて固定する。取り外しはできない。違和感が少なく噛む力は回復するが、支柱にする歯を削って支台歯を作る必要がある。

<インプラント>

埋め込んだ金属(チタン)の人工歯根があごの骨と結合し固定される。健康な歯を削る必要がなく、噛む力や食感も天然歯とほとんど変わらない。ただし、外科手術が必要で、費用が高く治療期間がややかかる。

*以上nico3月号より

奥歯がなくなった場合、治療方法を選択しなければなりません。どの方法が一番良いかは歯の欠損状態や噛み合わせの歯の状態、お口全体の状態など色々な条件によって異なります。ヒロ歯科クリニックではそれぞれの状況に応じたさまざまな治療方法を提案して患者さんと一緒に考えていきます。

2007年10月21日

総入れ歯でももちろん定期健診が大事!

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

総入れ歯は何年くらいもつのか、とよく患者さんから聞かれます。車も10年も乗ればオンボロ車になってしまうくらいですから、毎日使う総入れ歯にも、ある程度の寿命があるのは当然です。ただ、患者さんのお口の定期健診と総入れ歯のメインテナンスによって、総入れ歯の寿命はまったく違ってきます。

私は長くても6ヵ月ごとの定期的健診が必要だと考えています。合わない総入れ歯、噛み合わせの悪い総入れ歯を長く使っていると、あごの骨はどんどん減って、顎堤がなくなってしまいます。ひどくなってから来院したころにはすでに遅かりし。患者さんのお口にまったく合わない入れ歯になっていて、また新しい入れ歯を作るはめになります。でも、本来総入れ歯は、修理や調整をすることで長く使えるのですから、定期的健診はぜひ受けるべきだと思います。

それでは、ヒロ歯科クリニックでは定期的健診でどのような所を診るのでしょうか?人工歯が減っていれば噛み合わせが狂ってしまいます。患者さんの体が痩せてくると、あごも痩せてきて入れ歯が合わなくなってきます。また、痛いところをがまんして使っていると、その部分の骨が溶け、入れ歯と顎堤のあいだに隙間が生じてしまいます。入れ歯の汚れがひどい場合は、患者さんの生活指導、衛生指導にあたる場合もあります。入れ歯にたくさんの細菌が付着していると、多量の細菌が唾液に混じります。軽い風邪のつもりでも、誤って器官に入ったら肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こしやすくなってしまいます。

ヒロ歯科クリニックでは、患者さんのからだや体調の変化に合わせて入れ歯の素材や入れ歯の調整などのメインテナンスを行っていきます。長く快適に使っていただくために、ぜひ、半年に一度、ヒロ歯科クリニックにて定期健診を受けてください。

2007年10月16日

入れ歯装着後の調整は必ず必要です

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

今日は入れ歯を装着のした後の調整についてお話します。

新しい入れ歯を装着した後には、噛み合わせの調整と入れ歯の内面の粘膜にあたる場所の調整、この2つは絶対に必要です。

まずは、噛み合わせの調整について説明します。入れ歯を作るとき、みなさんは歯科医院にあるイスに座った状態で噛み合わせの位置を決める検査を受けますね?歯科医師はその検査結果から噛み合わせを作るために人工の歯を並べて入れ歯を作り上げていきます。しかし、歯科医院のイスの上で噛み合わせが決められた新しい入れ歯は、患者さんの日常生活、つまり立ったり歩いたりおしゃべりをしたりと言った中での噛み合わせとはかならず微妙なずれが生じます。また、入れ歯を作る過程でレジン(プラスティック)の重合収縮により数百ミクロンの誤差を生じるため、調整が必要になってくるのです。噛み合わせがずれると、入れ歯が顎堤の上で動いて痛みが出ます。ですから、入れ歯装着後の1週間以内、1週間後~1ヶ月は噛み合わせの調整が必要です。

今度は入れ歯の内面のあたる場所の調整について考えてみます。入れ歯は接着剤でがっちりと固定するクラウンやブリッジとは異なり、噛む時顎堤上である程度は動きます。やわらかい粘膜の上に乗っているのですから、考えてみれば当然のことです。逆に言えば新しい入れ歯はピッタリあっているので、入れ歯がわずかに動きながら機能できる「遊び」を作らないと顎堤に傷をつけてしまいます。その遊び作りには、患者さんの普段の噛み癖、噛む力など、歯科医師側にとって予測しにくいものも関わります。これが新しい入れ歯装着後1週間以内など、とくに早期の顎堤へのあたりの調整が必要な理由です。

2007年10月15日

入れ歯安定剤について

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

今日は市販の入れ歯安定剤についてお話します。

このブログを読んでいて、いつも入れ歯安定剤を使用している方はいらっしゃいますか?日本での入れ歯安定剤市場は約112億円と言われ、他の先進国では考えられない市場だそうです。

確かに、市販の入れ歯安定剤を使うと、合わなくて落ちる入れ歯が外れにくくなり、食事がおいしく食べられるということが一時的にはたしかにあります。しかし、たとえ安定剤がクッションになってとりあえず食べられるとしても、じつは入れ歯の動きはとまってはいません。

それどころか、入れ歯安定剤の厚みで噛み合わせがさらに悪化し、ますます入れ歯が合わなくなり、市販の安定剤を多量に使うという悪循環がはじまります。このことが、入れ歯の製作をむずかしくする「顎堤がない」という難症例を作っていくのです。

「入れ歯が動くなあ」と不快に感じたら、まずはヒロ歯科クリニックで噛み合わせの治療を受けていただき、悪循環を早い段階で止めましょう。入れ歯安定剤の使用は、ほんの少量にとどめていただき、ヒロ歯科クリニックに受診するまでの一時的なものにしていただくようお願いします。

2007年10月14日

総入れ歯 義歯床のいろいろ

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

今日は、総入れ歯の義歯床の種類についてお話します。義歯床とは総入れ歯の本体で、人工の歯を支え口の粘膜と密着して総入れ歯を安定させる部分です。総入れ歯では特に上の入れ歯については義歯床の種類によって違いが感じられます。

①プラスティック(レジン)  健康保険適用(一部自費治療)

レジンと言うプラスティックでできています。一般的に健康保険で作るタイプはこれですが、なかには保険適用外のレジンもあります。

レジンの特徴としては割れないように比較的厚く作られるため、邪魔な感じがするときもあります。また、厚みのため、スープなどを飲んだときに熱さを遅れて感じます。はじめて総入れ歯を入れた方は、あとでおとずれる熱さにびっくりしてしまうことがあるので気をつけなければなりません。ただ、邪魔な感じなどの感覚は患者さんによってだいぶ異なります。

色は一般的には歯ぐきと同じピンク色です。実際はピンク色と言ってもレジンの色は7~8種類くらい細かく色が設定されています。ただし、実際は1~3種類程度で十分適応できます。ヒロ歯科クリニックでは一番きれいと院長が感じているライブピンクという色を通常使用しています。

 

②金属   自費治療

金属で作る入れ歯の最大の利点は、薄く仕上がり丈夫で壊れにくいことです。プラスティックと違って入れ歯がたわまないので、あご(顎堤)に負担がかからず痛めにくくなります。また金属でできているので、熱が伝わりやすく、熱い食べ物、冷たい食べ物が簡単に判別できます。ただし保険は適用されません。

金属の材料(素材)は大きく分けて3つあります。コバルトクロム、チタン、そして白金加金です。コバルトクロムやチタンは、作り方としては特殊技工という分類に入るため少し複雑になっています。コバルトクロム床はいわゆる保険外の入れ歯(自費診療の入れ歯)の代表的なものです。薄く加工でき、熱のとおりがよいです。部分入れ歯(部分床義歯)の装置であるクラスプ(歯にかけるバネ)はコバルトクロムで作ることが多いので、様々な症例に使用が可能なのが特徴です。チタン床は今までは加工が難しく作るのが困難とされてきましたが近年は加工法が改良され多く臨床応用されるようになって来ました。チタンという金属は金属アレルギーがほとんどない生体親和性(体とのなじみがよい)金属の代表で、インプラントの材料もチタンを用いています。また、非常に軽いのが特徴です。軽い素材なのでゴルフのドライバーのヘッドなどに使われています。プラスティック床やコバルトクロム床からチタン床に変更された方は、驚くほど軽量なため入れていても疲れないと評判です。白金加金床は詰め物などにつかうプラチナゴールドと同じです。しっとりとするフィット感はアクセサリーなどにも使われていることから折り紙つきです。しかし、総入れ歯に用いる場合、他の金属床と比べてかなり重いのが欠点です。しかも他の金属床と比べかなり高価なのも欠点といえるでしょう。

 

③シリコン(シリコン裏装)  自費治療(一部健康保険適用)

シリコンで裏打ちする入れ歯は、歯科医院でシリコンを入れ歯に敷くものと型を取り技工所で精密に加工して敷くものの2タイプに分けられます。

シリコンの種類によって自費治療と保険適用のものに分けられます。いずれもやわらかく密着しやすいのが利点です。欠点は汚れがしみこみやすく長くもたない点です。

一般的には歯がないのに咬合力が強く(強くかみ締めるのがくせで)顎堤を痛めやすいかた、顎堤の粘膜が非常に薄い方、顎堤の骨が鋭くとがっているかたなどに適応されます。

患者さんの多くは「入れ歯が痛い、だからシリコン裏装の入れ歯がよいのではないか」と考えがちです。でもシリコンは長持ちしませんし、使用法を誤ると症状を悪化させてしまう可能性もあるので、そうしても痛みが出てしまうケースに限り使用すべきと考えています。ヒロ歯科クリニックではそのような理由で最初からシリコンを使用することはまずありません。どうしてもとご希望の方はご相談ください。

 

2007年10月07日

よくかめる総入れ歯を手に入れましょう!

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

総入れ歯について説明します。

「がたつく」「当たる」「痛む」「話ずらい」など、総入れ歯が合わずに悩む人は少なくありません。なかには“総入れ歯とはこんなもの”とあきらめている人もいるようです。

<長い間使い続ける弊害>

○徐々に合わなくなることも多い 

最初は合っていた総入れ歯でも長い間使い続けると、 徐々に合わなくなってきます。誰でも噛みかたの癖があり、噛みやすい部分でかむ傾向があります。その結果、人工歯(白い歯の部分)が部分的にすり減ってきます。また、噛み方の偏りからあごに無理な力が加わると、あごの骨が減って歯ぐきの形状が変わったりして、徐々にがたついてきます。このような不具合を放置すると、ますますがたついて痛みが生じるようになります。すると、痛む部分に力が加わらないように、つい不自然な噛み方をしてしまいます。このようにして、ますます合わなくなることがよくあるのです。

○がたつきなどを感じたら調整が必要

総入れ歯が合わないと感じたら、是非ヒロ歯科クリニックを受診して調整するようにしてください。そのような場合、まず総入れ歯がどの程度あっていないかどうかなどを調べます(診査)。その上で、当たって傷になっているところを削ったり、あごと密着していない部分にレジンを補充することによって、がたつきを改善します。また、噛み合わせの状態を調べ、不自然な力が加わっている部分の人工歯を削って、噛み合わせのバランスを調整します。

合わない義歯を使い続ければ続けるほど調整が大変になります。また、新しい入れ歯を作る場合でも、合わない義歯を長い間使用している場合ではすぐに作ることができません。今の噛み合わせをある程度正しい状態にしないと新しい義歯は作れないからです。すこしでも義歯が合わないと思ったら受診するようにしてください。

○定期的に受診する

自分では問題がないと思っていても、実際には総入れ歯があっていないことがよくあります。また、実際に問題がない場合でも総入れ歯自体や口の中の状態のチェック(チェック項目は下記に記載)を定期的に受けて良い状態を保つようにすることが大切です。ヒロ歯科クリニックでは少なくとも半年に1回は受診するように勧めています。

 総入れ歯自体に関するチェック項目

  • 義歯床(ピンクのプラスティックの部分)にひびが入っていたり、割れていたりしないか?
  • 義歯床内面(あごと接触する部分)とあごの適合がわるくなってないか、その結果内面がよごれてないか?
  • 人工歯が偏って磨り減っていたり、全体的に磨り減って噛み合わせが低くなってないか?

口の中に関するチェック項目

  • 入れ歯が当たってあご(顎堤)に傷がついていたり、やせていないか?
  • 噛み合わせの不適合などにより、頬に傷がついていないか?
  • 上あごの前の部分が入れ歯の不適合により、コンニャク状にやわらかくなった状態(フラビーガム)になっていないか?

自分に合った総入れ歯を手に入れることは可能です。そのためには、早めの受診が必要です。今度は、自分に合った総入れ歯のつくり方について説明します。

 

2007年09月06日

部分入れ歯(部分床義歯)について イントロダクション

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

ヒロ歯科クリニック院長の得意分野である入れ歯(義歯)について説明します。といっても、お話したい内容はたくさんあるので、すこしづつアップします。

歯を失った場合、入れ歯のほかにブリッジやインプラントなど方法は色々ありますが、歯の欠損が複数に及んだ場合、入れ歯の適応症が広くなります。 

上下の歯がすべてなくなった場合は総入れ歯という入れ歯になりますが、 今回は、歯が残っている場合に使われる部分入れ歯について説明します。

<部分入れ歯の構造>

健康保険が適用される一般的な部分入れ歯には、人工の歯である「人工歯」とそれを支えるための「義歯床」、 「クラスプ(入れ歯を固定する金属製のバネのようなもの)」などからなります。

○人工歯

人工歯の主な材料には、プラスティックである比較的やわらかい「レジン」、硬い材料の「セラミック」、その中間の「硬質レジン」があります。どの材料を選ぶかは、噛み合わせの歯の状況などによって異なります。健康保険ではいずれの歯も適用ですが、調整しやすいレジンが使用される場合が多いです。

○義歯床

人工歯の埋め込む土台となるもので、歯肉を覆って密着させます歯肉によく似た色のレジンでできています。歯周病などの理由で歯を失った場合、歯だけでなく歯槽骨という骨が吸収されて失われます。失われた顎の土手の部分は義歯床により回復されます。

○クラスプ

部分入れ歯は、金属でできたクラスプを残った自分の歯にかけて固定します。入れ歯が安定するためには、入れ歯が沈み込まないこと、横揺れしないこと、外れないことが必要になります。この要件を満たすためにはクラスプの働きが重要になります。そのため、残った歯の一部分を削ってクラスプをかけやすい形に修正することがあります。