院長日記

2007年07月17日

授乳中の薬の服用について



足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。



今回は授乳中の薬の服用についてです。授乳中のお母さんは、基本的に妊娠中と比べて神経質になることはありません。母体に投与された薬剤は、母乳中に出現しますが、これらの乳汁中移行は一般に低く、母乳を介して新生児に移行する量も微量であり、新生児に血中への移行量も推測できないくらい微量です。また、移行しにくい種類を選ぶことによりさらに安全性は高まります。



念のため、抗生物質服用中は人工哺乳に替えたり、服用前に授乳するなどしたほうがいいですね。鎮痛剤は安全の高い薬がありますのでご心配なく。


2007年07月14日

妊娠中の薬の服用



足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長です。



今回は妊娠中の薬の服用についてです。妊娠のごく初期、つまり受精後2〜7週頃は赤ちゃんの体の様々な器官が作られる時期で薬の影響を受けやすい時期でもあります。特に、抗生物質の中には胎児に障害を与える可能性が高い種類の薬もありますので注意が必要です。一般的に安定期になれば、抗生物質の投与も可能です。ただし、妊娠中、薬を出すときは、それが絶対に必要かどうかを十分に検討し、必要最小量を使用します。基本的には薬に頼らないほうが良いのですが、初期に治療していれば軽く済んだかもしれないのに、重症にしてしまっては意味がありません。薬を出す際はお母さんの希望も考慮して充分相談の上決定しますので、悩むよりお気軽にご来院ください。


2007年07月11日

妊娠中のレントゲン撮影の影響

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長です。

今日は妊娠中のレントゲンについてです。もともと、歯科用のレントゲンは放射線量が少ないので赤ちゃんへの影響はほとんど無いと言われています。さらにヒロ歯科クリニックでは被爆線量を従来の30%以下に軽減できる最新のデジタルレントゲン装置を用いています。また、散乱する放射線を防ぐため、鉛入りの防護エプロンをかけて撮影を行っていますので、影響はほとんど無視できるレベルです。

 少し詳しく説明をすると、胎児に障害を起こす放射線量は、直接、腹部に照射した場合で1回に10 rad(ラド ; 体に吸収される放射線の単位)以上であるとされています。歯科では1回の撮影で、直接照射を受ける顔の皮膚でも0.4〜0.5 rad、子宮まで到達する量は50万分の1 rad以下です。

 歯科で使用するレントゲンは胎児や母体に障害を引き起こす量よりもはるかに少なく、撮影に問題はないとされています。妊娠に気がつかずに撮影をしてしまった場合も心配はありません。むしろ、あまり心配をすると「レントゲンを使用したことで何か問題があるのではないか」という不安が招く精神的な影響の方が大きいかもしれないですね。もちろん、妊娠中は撮影枚数を極力少なくし、緊急性の無い撮影は出産後に行うなどの配慮はします。

 妊婦さんは赤ちゃんのレントゲンの影響などの理由により歯科治療を受けないよりも、安定期にしっかり歯科治療しておくことのほうが結果的には赤ちゃんのためにもなります。

 

2007年07月07日

妊娠中の麻酔の使用について



足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック 院長です。



今回は、妊娠中の麻酔についてお話します。赤ちゃんへの影響を心配されているお母さんも多いと思います。しかし、歯科の麻酔薬は通常の使用法と使用量では胎児への影響はほとんど無いと言われてます。通常、持病として心臓疾患、高血圧症、甲状腺機能亢進症などをお持ちの方には別の麻酔薬を用いますが、この薬剤には弱い分娩促進作用があるため、妊娠中の方には使用しません。妊娠中毒症などで血圧が高くなっている場合はまた違う種類の麻酔薬を用いる事もありますので、必ず申し出てください。

 麻酔薬の使用を極度に恐れて痛みを我慢しようとされる方もありますが、無理なストレスがかかると却って良くないように思います。ヒロ歯科クリニックでは表面麻酔を行い、さらに痛みの少ない注射器を用いていますので、ストレスを最小限に抑える事が可能です。



2007年07月01日

妊娠中の歯科治療(治療時期について)

足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長です。

妊婦さんの歯科治療については以前にも日記で書きましたが、質問も多いため項目別に説明します。今回は妊娠中の歯科治療時期についてです。

 一般的には妊娠のどの時期であっても通常の歯科治療は可能です。しかし、胎児や妊婦への影響から考えて、比較的安定している妊娠中期(5〜7ヵ月)が望ましいとされています。妊娠初期(受胎〜4ヵ月)は胎児の重要な器官が作られるため、薬の影響を受けやすい時期です。この時期の治療は応急処置にとどめ、安定期(妊娠中期)に入ってからきちんとした治療を行います。

 妊娠中に歯科治療を行う場合、使用する局所麻酔剤や抗生物質は、お腹の赤ちゃんに影響のない安全性の高いものを考慮して使います。また、鎮痛剤については妊娠中期になればあまり心配いりません。妊娠後期(8ヵ月〜出産)では急に仰向けになったりすると血圧の低下を招くことがあります。過度の緊張、痛み、恐怖感などから不快症状の増加や、早産を招く可能性もあります。この時期の治療も応急処置にとどめ、出産後にきちんと治療を行います。

 しかし、出産直後に歯科治療に通うことは赤ちゃんの世話もあるため難しいと思います。前にもお話したように、虫歯や歯周病は細菌感染が原因ですので、赤ちゃんに感染させないためにもお口の中に関して気になることがあれば早めの受診をオススメします。

2006年09月15日

妊婦さんの歯科治療について



足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック 院長です。



ヒロ歯科クリニックには妊婦の患者さん結構いらっしゃいます。そこで今回は妊婦さんの歯科治療について皆さんが疑問に思うことなどをまとめてみました。



<妊娠中に歯科治療をする理由>  「妊娠中に治療するなんてお腹の赤ちゃんが心配!」「歯科治療に使用する薬が赤ちゃんや母胎に影響ないのかしら?」 など思われる方がたくさんいらっしゃいます。心配するのはわかりますが、もっと心配してほしいことがあるために妊娠中に歯科治療をしていただきたいのです!それは・・・・ 歯周病や虫歯の原因ってご存知ですか?どちらも細菌感染によって引き起こされる病気です。歯周病や虫歯の部分には、その原因となる細菌がたくさん潜んでいます。

「同じスプーンで子供に食事を与えることはよくあることですが、お母さんが虫歯を持っていると、この時に子供に虫歯菌をうつしてしまうことになります(母子感染)。ですから、生まれてくる子供のためにも、出産する前に虫歯を治療しておくことが大切なのです!!(力説!)」また、「妊娠している女性が歯周病にかかっている場合、早産になったり、低体重児を出産する可能性が高まる」という研究報告が世界各国で証明されています。

しかし、女性ホルモン増加の影響による歯肉の腫れや出血しやすくなることやつわりの影響などでお口の中が不潔になりやすいなど、妊婦さんのお口は厳しい環境にさらされているのです。



<妊婦さんの歯科治療内容は?> 一般的に妊婦さんでも抜歯を含めた歯科治療は出来ます。

しかし、その時期は妊娠安定期の中期、すなわち妊娠5ケ月~7ケ月にかけて行うのが望ましいと言われています。

妊娠中に歯科治療を行う場合、使用する局所麻酔剤や抗生物質は、お腹の赤ちゃんに影響のない安全性の高いものを考慮して使います。また、鎮痛剤については妊娠中期になればあまり心配いりません。

レントゲン撮影ですが、ヒロ歯科クリニックではデジタルX線撮影装置を導入していますので撮影の際の放射線の被曝はわずかで、さらに防護用エプロンを使用しますのでお腹の赤ちゃんやお母さんの体には影響ありません。また、治療内容に関してはきちんと説明して納得いただいてから行いますのでご安心ください。

まあ、理想的には妊娠してから歯科治療をするか否かで悩むより、妊娠の可能性がある方は日頃から歯の衛生には気を付けてくださいね。